Summertime

付け睫毛についてそんなに詳しいなんて、ガメはヘンな人だ、と言う。
なぜ国によってブラのサイズ、同じCカップならCカップでおおきさや形が違うことをそんなによく知っているのか?
ガメは、女なの?

違いますよ、ぼくは、たしかにこれが帰るべき絵なのに、どこにも、ぴったりあてはまる場所がないジグソーパズルのピースなんです。
絵柄はあっているのに、なんだか、ぴったり落ち着くということがない。
ぼくは、いったい、ここでなにをしているのだろう。

あんまりおおきな声では言えないが、ランギオラからカストへの道で安物のスポーツカー(MGF)で200km/hだしてみたことがある。
別に死にたかったわけじゃない。
ただ、やってみたかった。

You’re fuckin’ crazy!

ガメ、あなたは頭がおかしいのではないの?

(静かな声)

(聴き取りにくい声)

眼を真っ赤に泣きはらしながら、シリア難民たちの話に聴き入る途方もなく美しい女の人は、ぼくの奥さんで、そのひとの優美な線の腕がのばされて、宙で握りしめる手のひらを探しているのは、ぼくの手のひらなのだけど。

なんとなく現実であるような気がしない。
小さな死を死ぬときでさえ、痙攣する、やわらかくて滑らかな美術工芸品のようなひと。

いいとしこいて、もうすぐ32歳になろうというのに、ぼくが時々、18歳の人間のように、この世界を憎むのはなぜか?

(マオリ人やポリネシア人がフードをかぶって午前11時の泥酔した顔を隠して歩く南オークランドへインド菓子を買いに行く。)

(ハルア)

東アジアの、そのまた東の果てにある国で起こっている「政治的状況」を見つめている。

たまたま知ったんだよ。
「三浪亭」っていう、へんてこな名前の、ぼくよりも十歳(とお)も若い人がいて、その人が加わっている政治運動なのだけど。
本人は「政治運動」と呼ばれただけでも違和感があるのかも知れないのだけどね。

安保法案を絶対に止めると述べて頑張ったのだけど、止まりはしなくて、今度は、「そんな立法は無効だ」とみなで述べて法案を廃止にしようとしている。

どこかの国で見たことがあるねw と述べてにやにやしてはいけません。
三浪亭が住む国では初めて(多分)のことなのだから

「政治的状況」を見つめている。
会社の損益計算表を見つめる人の眼で。

「こんな収支で、どうやったらぼくの思想的な倒産を避けられるというのだろう?」

それはなぜか

議決します。
それでは、われわれは皆いったん家に帰ればどうか?

家のなかで、よき連合王国の伝統に従って、平等や博愛について話し明かせばどうか?

なぜ日本人の物語は、それほどまでに語り尽くされてしまったのか。

最後まで見とどけなかったぼくは冷たい人間なのだろうか?

「星が決まっている者は、ふりむかない」と、詩人が述べている。
オラトリカルな言葉を離れれば、もっと判りやすいかも知れないでしょう?

行く先を知っている人間は振り返って考えはしない。
国よりも社会よりも「自分という友人の叛乱」に直面したものは、それに真っ先に対処しないわけにはいかない。

人間の一生などは、それに較べれば、どれほどの些事であることだろう。

ぼくには、もう、ぼく自身の言葉が聞こえなくなってしまったけど

20/September/2015

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